現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マクラーレンF1、最速レッドブルに追いつくまで“最短1年”?「この開発ペースなら到達できるかもしれない」

ここから本文です

マクラーレンF1、最速レッドブルに追いつくまで“最短1年”?「この開発ペースなら到達できるかもしれない」

掲載 更新 1
マクラーレンF1、最速レッドブルに追いつくまで“最短1年”?「この開発ペースなら到達できるかもしれない」

 現在のF1は、最速レッドブル・レーシングに対して上位4チームが追いかけるという構図になっている。上位争いでしのぎを削るマクラーレンは、昨年からの開発ペースを今後1年継続できればレッドブルに追いつくことも可能だと考えている。

 2023年シーズンは開幕5戦でわずか14ポイントという厳しいスタートを切ったマクラーレンだったが、ステラ代表の指揮の下、大どんでん返しを成し遂げてみせた。シーズン中盤から大型アップデートをマシンに投入し、中団争いから一気に表彰台争いに加わるまでになった。

■セナの事故死から30年……ずっと苦しみ続けてきたセーフティカードライバー「僕は100%で走ったけど、F1の前を走る適切なクルマじゃなかった」

 そしてマクラーレンはこの開発ペースを2024年に引き継ぎ、開幕5戦を終えた段階で、メルセデスを上回りコンストラクターズランキング3番手につけている。

 ステラ代表は、この開発ペースを維持することが重要だと説明。そうすれば2025年にレッドブルと勝利を争うことも現実的に可能だと考えている。

「12ヵ月という期間を考えれば、全体として我々は誰よりも成長していると思う。レッドブルは昨年あまり成長しなかったと思う。それは明らかに(2024年に向けて)マシンを劇的に革新するため、裏でかなり多くの作業を行なっていたからだ」

「彼らのようにマシンを革新するためには、何ヵ月もかけて再設計する必要がある。彼らはこの作業をすべてやり、新マシンを発表した時には大きな一歩となった」

「見かけ上我々が離されたように見えても、それは彼らが成長していない間、我々が以前より接近していたからだ」

「だからこそ、長い目で物事を見る必要がある。長い目で見れば、我々は強力な軌道に乗っている。私としては、これはチーム内でも言っていることだが、今後12ヵ月で、この開発ペースを維持することができればどうだろう? レッドブルに到達できるかもしれない」


 マクラーレンはマイアミGPで一連の新パーツを投入する予定だが、昨シーズン中に導入された大型アップデートの規模にはならないと認めている。

 ただ、チームのシミュレーションとコース上での結果の間で正しい相関関係が保たれているとすれば、今回の新パーツ投入も「正しいステップ」になるとステラ代表は考えている。

「マイアミではいくつかのアップデートが予定されている。どのようなパフォーマンスになるか見てみよう。他チームと同様に、我々のファクトリーには多くのスタッフがいて、その全員が開発を進めることに集中している」とステラ代表は言う。

「コンスタントにマシンを改善すること。それがF1での本当の仕事だ。我々がやらなければならないことはそれだ」

「今回は、昨年オーストリアやシンガポールで行なったふたつのアップデートほど大きなモノではないが、それなりのステップになるはずだ」

「違いに気づくはずだ。風洞の数値やコンピューターシミュレーションなど、我々の予想通りであればね。過去12ヵ月間、この相関関係の的中率が良かったとはいえ、常にサプライズはあり得る」

こんな記事も読まれています

マクラーレンの”嬉しい誤算”。アップデートが低速域で予想以上の効果を発揮「嬉しいが、原因を探らないと……」
マクラーレンの”嬉しい誤算”。アップデートが低速域で予想以上の効果を発揮「嬉しいが、原因を探らないと……」
motorsport.com 日本版
フェラーリF1からテクニカルディレクターが離脱か。アストンマーティン移籍の可能性が浮上
フェラーリF1からテクニカルディレクターが離脱か。アストンマーティン移籍の可能性が浮上
motorsport.com 日本版
レッドブル、F1モナコGPで“持病”露呈も原因見えず。フェルスタッペン「明らかに理解できていない」
レッドブル、F1モナコGPで“持病”露呈も原因見えず。フェルスタッペン「明らかに理解できていない」
motorsport.com 日本版
リカルド、RBとの来季ドライバー契約よりパフォーマンス向上に集中。角田裕毅との差には「満足していない」
リカルド、RBとの来季ドライバー契約よりパフォーマンス向上に集中。角田裕毅との差には「満足していない」
motorsport.com 日本版
タイトル争いでレッドブルに急接近! しかしフェラーリのバスール代表は兜の緒を締める「最悪なのは、もうやり切ったと思うこと」
タイトル争いでレッドブルに急接近! しかしフェラーリのバスール代表は兜の緒を締める「最悪なのは、もうやり切ったと思うこと」
motorsport.com 日本版
縁石使えぬレッドブル、苦境脱出のヒントはRBにあり? 旧パーツ使う兄弟から活路を見いだせるか
縁石使えぬレッドブル、苦境脱出のヒントはRBにあり? 旧パーツ使う兄弟から活路を見いだせるか
motorsport.com 日本版
ピレリ、フェラーリと新フルウェットタイヤをテストへ。来季のF1導入目指す「パフォーマンス向上が目的」
ピレリ、フェラーリと新フルウェットタイヤをテストへ。来季のF1導入目指す「パフォーマンス向上が目的」
motorsport.com 日本版
イモラ&モナコ大苦戦のセルジオ・ペレス、レッドブルはそれでも契約延長へ? 決断の時近づく
イモラ&モナコ大苦戦のセルジオ・ペレス、レッドブルはそれでも契約延長へ? 決断の時近づく
motorsport.com 日本版
メルセデスはふたりのドライバーを平等に扱っていない? ハミルトンの”疑念”にウルフ代表反論「ドライバーなら誰でも懐疑的になる時がある」
メルセデスはふたりのドライバーを平等に扱っていない? ハミルトンの”疑念”にウルフ代表反論「ドライバーなら誰でも懐疑的になる時がある」
motorsport.com 日本版
“5強”の牙城が崩れ始めている! モナコ8位の角田裕毅も自信「僕たちはアストンに追い付きつつある」
“5強”の牙城が崩れ始めている! モナコ8位の角田裕毅も自信「僕たちはアストンに追い付きつつある」
motorsport.com 日本版
今季F1の勢力図に変化……5番手アストン食らう”台風の目”、角田裕毅擁するRBの真の立ち位置を分析
今季F1の勢力図に変化……5番手アストン食らう”台風の目”、角田裕毅擁するRBの真の立ち位置を分析
motorsport.com 日本版
レッドブル、ライバルの追い上げで弱点が浮き彫りに? フェルスタッペン「2022年から抱えていた問題だ」
レッドブル、ライバルの追い上げで弱点が浮き彫りに? フェルスタッペン「2022年から抱えていた問題だ」
motorsport.com 日本版
アップデート投入も実らず。アロンソ、イモラ&モナコ戦がアストンマーティンにとっての“警鐘”に「学びは多い。それは良いこと」
アップデート投入も実らず。アロンソ、イモラ&モナコ戦がアストンマーティンにとっての“警鐘”に「学びは多い。それは良いこと」
motorsport.com 日本版
どうするサインツJr.。フェラーリ離れる来季に向け、焦らず慎重に決断か「僕はもうすぐ30になる。次のプロジェクトは本当に成功させたい」
どうするサインツJr.。フェラーリ離れる来季に向け、焦らず慎重に決断か「僕はもうすぐ30になる。次のプロジェクトは本当に成功させたい」
motorsport.com 日本版
角田裕毅が大活躍、今やトップ5チームの牙城を崩す勢いのRB。しかしメキーズ代表は慎重「流れをうまく活かさなければ、中団で落ち込むこともある」
角田裕毅が大活躍、今やトップ5チームの牙城を崩す勢いのRB。しかしメキーズ代表は慎重「流れをうまく活かさなければ、中団で落ち込むこともある」
motorsport.com 日本版
SF離脱しインディカー挑戦のプルシェールに、来季F1シートの用意なし。しかしザウバーは逸材を“キープ”の方針「呼び戻す可能性もある」
SF離脱しインディカー挑戦のプルシェールに、来季F1シートの用意なし。しかしザウバーは逸材を“キープ”の方針「呼び戻す可能性もある」
motorsport.com 日本版
6位大敗フェルスタッペン「こんなのレースじゃない」と、極度な”タイヤマネジメント”が求められたモナコGPに落胆
6位大敗フェルスタッペン「こんなのレースじゃない」と、極度な”タイヤマネジメント”が求められたモナコGPに落胆
motorsport.com 日本版
【MotoGP】クアルタラロ「トンネルに光が差した感じ」ヤマハの開発状況が好転? カタルニアGPで投入新エアロにも好感触
【MotoGP】クアルタラロ「トンネルに光が差した感じ」ヤマハの開発状況が好転? カタルニアGPで投入新エアロにも好感触
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

1件
  • wat********
    マクラーレンは レッドブルをメインにフェラーリとメルセデスの様子見をして、アップデートしてくる作戦が 昨年成功した
    今年もで フェラーリも追従していて、この2チームはかなりの予算を残して シーズンをスタートさせた
    マクラーレンは先に アップデートをするが、サイドポッドダクトを アンダーバイトで行くのか
    フェラーリはイモラで 現レッドブル風の、オーバーバイトにしてくるが
    この2チームの ルクレールとノリスの、どちらが先にペレスを喰いw マックスレッドブルのライバルになるのか
    今の所もだが やはりルクレールだ
    この3人は供にF1に揃った当時 シムゲームでもやり合っていたが、一番若く 性格的もオープンマインドなノリスを、マックスは弟の様に可愛がり仲が良く 今のF1ドライバー中、唯一チームメイトにしたいと考えている
    それは詰まり強敵ではあるが 勝てる自信があるからで、ルクレールは 完全にライバルという事
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村